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どんなに生きにくさを抱えても、
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特定非営利活動法人ふわり
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フクシ・イズ・ノーマライゼーション!

団体トップ4人が語る ふわりグループ福祉論



※ ノーマライゼーション(normalization)=障害者を排除するのではなく、障害があってもない人と均等に当たり前に生活できるような社会こそがノーマルな社会である」という考え方があり、こうした社会を実現する為の取り組みのことを指す。



横倉裕子が伝えたいこと
誰もが、堂々と生きていける世の中がいい。


横: この間、あるお母さんが私に言いました。「お医者さんに行ったら、子どもの発達に遅れが見られると言われました」と。でもそのお母さんは、パンを焼くかわせみ工房のメンバー(障害のある利用者)を見て「うちの子もあの子たちみたいに働けるようになるの?」と驚いたんだそうです。支えてくれる人がいると知ったら、なんだか安心した…と。障害のあるメンバーの働く姿が、若いお母さんの心の支えになったんですね。

小: 普通に生活していたら、障害に慣れる機会はほとんどないですよね。日々近くにいたらわかることも、隔絶されているから知るきっかけがないんです。この社会の仕組みを変えるのが、僕らの福祉なんじゃないかなぁ…と。

横: そうですね。たとえば、電車の中で障害者の方を見て接し方がわからなくて戸惑うけど、一緒に働いたりお喋りしたりして普通と変わらない人間関係がつくれれば案外楽しい。そんな単純なことだけど、今の社会では実現するのがなかなか難しいですよね。

中:よく「共生」っていう言葉が使われるけど「共に生きる」って書く。深い言葉だと思うんだよね。僕らは便宜上、自分たちのことを「支援者」と呼ぶけれど「共に生きる」という考え方に一方的な誰もが、堂々と生きていける世の中がいい。「支援」は存在しない。与えるんじゃなくて僕らも与えられているからね。

戸: 今の世の中は、まだ「障害=ノーマルではない」と区別されているから、障害のある人はとても生きにくい。その生きにくさを解消するための事業だね。障害のある人は、能力がないんじゃなくて、活かすチャンスがないだけだから。

横: そうですね。今私たちがプロの福祉人としてやるべきことは、地域とそこで生きづらさを抱えている障害のある本人とをつなぐことですね。

小田泰久が伝えたいこと
「地域」なしでは成り立たないふわりの福祉。


小: ウチの事業所では障害のあるメンバーが「干物づくり」の仕事をしています。干物は愛知県の蒲郡という地域の名産品。もともと町のお年寄りの仕事だった加工業を、担い手が少なくなった今、ウチの利用者さんで引き受けよう、と。働くことで社会的に自立できるし、地元自慢の名物を生産することができる。

横: 私たちの仲間も、長久手の町で活躍していますよ。たとえば、自分たちが焼いたパンを子育てサークルの集まりで販売しています。地域の子どもたちも障害というものを知るきっかけになる。あとは、果樹園で剪定が済んで地面に落ちた枝を拾うとか。ご高齢の畑のオーナーさんにとっては腰に負担がかかりすぎる仕事だけれど、障害のあるメンバーにとっては身体機能が高められる作業。何より、地域で一緒に暮らす誰かの役に立つことができる。

戸: どっちにも共通していることは、地域のニーズを把握していることだね。

小: そうですね。地域の声を聞いて初めて、僕らの福祉ができるんだって気付いた。初めて蒲郡で「障害のある人も働ける干物屋をつくります」と言った時、地域で反対運動が起こったんです。

中: 障害者と触れたことのない人たちが「障害者が暮らせる町をつくります」って、突然言われたら、不安も不満も出てきて当然だよね。

小: そうなんですよ。障害を理解してもらうための説明と同時に、地域の人たちにどんなメリットがあるかをちゃんと伝えていなかった。地域の声に耳を傾けてみたら、いろいろと要望が出てきたんですよね。主婦が働く場所が欲しいとか、子どもが安心しておつかいに行けるお店がないとか。地域のニーズと障害者の就労支援を合致させることができたから、今の干物屋があるんです。

中: 地域の人の声と利用者のニーズと、それをマッチングさせて新しいサービスを生み出す僕らの技量。ふわりのサービスはどれが欠けても成立しないね。

中本秀行が伝えたいこと
次世代で活躍する真剣な福祉人を育てたい。


中: 今、ふわりでは、人事考課制度を整備していますよね。一般企業の人材育成システムと同じ土俵に立とうとしてる。この組織で腰を据えてずっと活躍していける人や、仕事に真剣に立ち向かえる気概のある人を迎えるためには、とても大事なことだと思う。

戸: そういえば今年入ったウチの新卒メンバーは、人事考課表を見て言ってたなぁ。「1コずつマルをつけていくと思うと楽しみです」って。

小: 頼もしいっすね?!

横: そういう仲間を増やしたいですねぇ。

中: 適度に頑張っておけば、給料が少しずつ上がっていくからいいや、じゃないからね。支援することに真剣に向き合える人と一緒に働きたいし、そういう人をちゃんと育てていくっていう気持ちは僕らが持たなくては…と思うね。

横: ふわりグループで働くメリットとして、もうひとつ大きなポイントがあると思う。国会議員に意見書を提出するほどの発言力を持つ戸枝さんがいること。

小: たしかに。戸枝さんが国から持って帰ってきた課題を試行したり検討したり、社会実験の場として機能できますからね。

中: 現場で「え?私たちのやってることが国を変えるんですか?」ってことは大して珍しくないもんね。

戸:「日本初」とか「日本一」とか普通ならあんまり経験できないことだけど、ふわりの中にいると結構あるね。障害のあるなしにかかわらず、いろんな人が暮らしやすくなっていくための施策を考えてはダイレクトに提案していけるから、刺激を感じるかもしれないね。

横: ひと筋縄ではいかなくてヤキモキしてる戸枝さんに付き合う…っていう苦労はあるけどね(笑)。

戸枝陽基が伝えたいこと
一流を目指す人になって欲しい。


戸: みんなの事業所では、どんな人が活躍できると思う?

中: 技術的に求めることはいろいろあるけどそれは入社してから磨いてもらえればいい。何より大切なのは、自分の弱さを知っている人。人っていろんなことができると傲慢になりやすい。支援してる側だ…という意識を持っちゃう。自分も弱い人間のひとりだと思えていることは大事です。

横: クリエイティブな発想ができる人。ものづくりだけじゃなくて、事業をつくっていくことも一緒。どうしたらいいですか?じゃなくて。今ある要素を活かして何ができるのかを、人マネじゃなくて自分の脳みそで考えられるような。

小: まだまだ未熟な組織だし、新しいサービスの形をどんどん生み出せる環境だからね。

戸: 特に必要なのは、「社会連帯性」だと思う。あんまり聞かない言葉だと思うけど、わかりやすく言うと…地域の困っている人とか、暮らしにくい課題を見つけたときに、問題解決ができる力っていうことなんだけど。

中: それって、突き詰めていくと行政のような役割を担う仕事でもあるってことになるよね。

戸: そう。でも行政よりもっと、暮らしている側に近い立場でマネジメントしていく。

小: 障害のある人に対するあったかい気持ちとか、介助の技術とか、もちろん大切なんだけど、それとは別の力が今のふわりには必要ですよね。

戸: そうだね。介助を極めれば「一人前の福祉人」にはなれる。でも、今いる人たちと新しい仲間には「一流の地域福祉人」になっていってほしい。いろんな人を独自のネットワークでつなげたり、今はまだない社会資源をつくり出したり。福祉の用語で言うとソーシャルワーカーだし、地域ビジネスの世界の言葉で言うと社会起業家。

小: 僕みたいに自分で起業してみたい人も、ふわりでの地域ビジネスを経験すれば大きな糧になりますよね。






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FirstUpload 10/05/13-20:26
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